食品の安全を守る保健科学東日本の食品衛生検査

保健科学東日本は、私たちの生活に必要不可欠な食の安全を守るための食品衛生検査も行っています。
飲食物の安全を確保するための手段にHACCPなどが取り入れられています。
HACCPなどを導入することによる自主管理体制は、今後さらに重要視されるのではないかと予想できるでしょう。
保健科学東日本の検査項目は4つあるため、それぞれの内容を解説していきます。
食品微生物検査は、食材や加工品などに食中毒菌がいないか、汚染されていないかなどを確認するために実施されます。
食中毒が起こるリスクなどもあわせて確認できる検査です。
栄養成分検査は、健康増進法で定められている栄養表示をするために必要です。
栄養成分や熱量などを知るための検査になります。
消費者に対して適正な情報を提供するために必要不可欠な検査です。
ポジティブリスト制度の導入により、残留農薬基準が設定されていない農薬に関する基準が設けられました。
その制度に対応するため、保健科学東日本では残留農薬多成分一斉分析を実施できるような体制を整えています。
農薬の適正な使用、輸入した入食品の自主検査、原材料の品質管理などに活用できます。
食肉製品の原料となる肉の表示は、JAS法と食品衛生法で規定されているため、守らなければいけません。
消費者に対して正確な情報を提供するには、定期的に検査を行う必要があります。
保健科学東日本では、スピーディに結果が出るDNA検査キットを採用しているため、翌日に結果を報告できるようになっています。
一般生菌数などをまとめて調べられる食品A・B・Cセット、たんぱく質・脂質などを調べられる栄養成分7項目セット、野菜200項目・果物200項目・米200項目・穀類200項目などから選択できる食品残留農薬セットなどのセットもあります。
牛・豚セットや鶏・兎セット、馬・羊セットといった肉腫別判別検査というセットもあるので、用途に応じて適したものを選択してください。
まとめて検査を行いたいといったニーズに応えるために、保健科学東日本ではこのようなセットを用意しているのです。
保健科学東日本の食品衛生検査を行うには、まず検体の採取をします。
採取した検体は、クール便での郵送を受け付けています。
郵送時の温度変化には注意しましょう。
受付では、検査の依頼内容と検体に齟齬がないかチェックし、問題がなければ検査スタートです。
検査員によって培養と判定が行われます。
検査結果は、報告書として発行されます。