医療機関では、日々ありとあらゆる検査が必要とされています。中でも臨床検査は、本人に自覚の無い病気までもいち早く発見するための非常に重要な役割を担っています。そして現代の臨床検査には、高い信頼性はさることながら迅速性も求められます。保健科学東日本では、現場のニーズに応えるクオリティーとスピードを兼ね備えた抜群の技術力で、多くの人たちの健康を陰で支えるよう尽力しています。
保健科学東日本の特徴としてまず挙げられるのが、検査結果を少しでも早く医療機関にお届けするために、最新設備の充実に力を入れているという点です。例えば、自動分析装置がさまざまな検査で導入されています。尿検査のように集団検診などで一度に大人数の検査が必要になっても、3台の装置を用いてスピーディーに多数の項目についてのチェックが実施できます。血液検査では、翌日はもちろん急を要する場合には1時間以内に測定を終えて結果報告することも可能です。また感染症に関する検査においても、自動機器や選択培地の使用によって検出時間を短縮するという工夫をしています。
そして迅速な検査の実施だけではなく、保健科学東日本は検出率や精度の高さという面でも多くの医療機関から支持されるべく取り組んでいます。血液の凝固系検査では全ての検体をバーコード対応にして一連の流れを自動で行い、検出されたデータを専用システムで管理するという方法をとっています。そのため、前回値との比較や検査結果関連の項目における高品質のデータ作成が実現できます。また、一度の検査で複数の項目を調べられるのも保健科学東日本の特徴です。採血の回数も減らせることから、結果として患者負担の軽減にもつながります。他にも病理組織検査の結果を報告する際には、手術材料として組織の状態を明瞭化するためにデジタルカメラなどを用いて撮影した画像を用意しています。もちろん検査のすべてを機械に委ねるのではなく、病理専門医と臨床検査技師がタッグを組んで緻密な検査業務を行っているのも保健科学東日本の特徴の一つです。
医療現場においてなくてはならない臨床検査は、命にかかわる重大な疾病から徐々に日常生活に支障をきたす恐れのある小さなサインまで、今後一層精度の高さや迅速な結果報告が期待されます。保健科学東日本は、現在も未来もすべての人たちの健康と幸せをサポートするために、日々の研鑽を怠ることなく真摯な姿勢で検査業務を遂行し続けています。