保健科学東日本の最新遺伝子検査による感染症検査について

人は必ず遺伝子を持っています。遺伝子とは人間の身体を構成しているDNAであり、約2万から3万とする研究結果が多いものの、いまだに正式な数は確定していません。遺伝子は親から子供へと受け継がれますが、親の持つ身体的な特徴などを子供へ伝えているのが遺伝子です。この生まれ持った遺伝子を解析することで、どんな病気にかかりやすいのか、あるいはどんな体質を持っているのかなどを調べることができます。

保健科学東日本では、高血圧症や糖尿病など生活習慣病の発症リスクを調べたり、人によって効き目の違う薬の副作用や、効果の有無を予測したりするために遺伝子検査を行っています。それだけでなく、保健科学東日本の遺伝子検査は、感染症検査にも対応しています。感染症とは病原体が人間の身体に侵入してきて、何らかの症状が出てくる病気のことを言いますが、この感染症にり患しているかどうかを調べることができるのです。患者から採取した感染症ウイルス遺伝子の特有な一部分を増幅させて、それを検査することでウイルスの有無を判定しています。

保健科学東日本で行われている感染症の検査には、PCR検査以外にもさまざまなものがあります。例えばノロウイルスRNA検査です。ノロウイルスは、冬に流行する感染症胃腸炎や食中毒の主要原因となり、高齢者や免疫力の劣った乳幼児などに発症すると重症化するケースもあります。ノロウイルスRNA検査を行うことによって、人への感染を防ぎ、病院内における感染のリスクを低減しています。

新型コロナウイルスでも問題になっているのは密集、密接、密閉ですが、病院は特にそれらが構成されやすいため、院内感染の危険があります。そこで保健科学東日本では、院内感染を防ぐためにパルスフィールドゲル電気泳動検査を実施しています。院内感染対策としてまずは感染源の調査をする必要がありますが、その特殊菌特定にこのパルスフィールドゲル電気泳動法が使われているのです。さらに、保健科学東日本は、性感染症のスクリーニング検査も行っています。性感染症は自覚症状がないのが特徴的であり、そのために若年層を中心にして感染が拡大する傾向にあります。性感染症スクリーニング検査では、性行為によって感染する性器クラミジアや淋病などの有無を検査しています。保健科学東日本が使用している検査キットなら、これらの性病を一度で調べることができます。感染症はこれからも人類の存亡にかかわる最大の脅威となっていきます。このような感染症撲滅のためにも、保健科学東日本がもつ最新の遺伝子検査には大きな期待が寄せられています。