多業種のニーズに応える保健科学東日本の衛生環境診断

保健科学東日本では、さまざまな業種の衛生環境診断を受託しています。各種食品製造業をはじめ卸売業や外食業など、食に携わる職場の衛生環境や従業員の健康の管理は非常に重要です。
食中毒や感染症の拡大を防ぐために、そして職場全体及び従業員ひとり一人の意識向上を図るために、定期的に衛生環境診断を行う必要があります。
保健科学東日本で実施している衛生環境診断には、調理器具や作業台に付着している微生物を採取して測定する拭き取り検査やスタンプ検査、手指に付着している微生物を測定する手形スタンプ検査、一般生菌や大腸菌群に含まれるさまざまな菌種を確認する培養同定検査などがあります。
特に保健科学東日本の検査でおすすめなのが、数種類の項目をまとめて検査できる衛生管理拭き取り検査のセットタイプです。拭き取り検査では、スタンプ検査では難しい凹凸のある表面や隙間などの細菌採取も可能となっています。セットの場合は、黄色ブドウ球菌やサルモネラ、腸炎ビブリオなど最大5つの検査項目が一度に調べられますので便利です。
落下細菌検査は、特に食品製造において重要とされています。なぜなら、室内の空中微生物が食中毒を引き起こしたり食品の品質の劣化につながったり原因となる恐れがあるためです。
食の安全を守るためにも、空気清浄度の確認は必ず行って、食品を扱う環境の管理意識をしっかりと持つのが大切です。空中の微生物を測定するには浮遊菌検査もあります。空気中の菌の数を高い精度で測定できるため優れた検査ですが、専用の測定装置が必要で操作方法も少し複雑になっています。
一方落下細菌検査は、測定箇所にフタを開けた寒天培地を置いておくだけで特別な機材は必要ありません。そのため保健科学東日本では、操作が簡単で作業者の負担にならずコストパフォーマンスにも優れた落下細菌検査を採用しています。
保健科学東日本での衛生環境診断は食品業界にとどまりません。空気清浄度を調べるための落下細菌検査は病院や各施設などでも幅広く活用されています。食品を扱う作業台や院内の空気の細菌数測定をすることは、顧客や患者に対して安心できるものやサービスを提供するだけではなく、従業員も安全な環境下で働けるということに繋がります。
食中毒の発生を絶対に阻止しなければならない立場にあるなら、自主的な清掃や衛生管理に加えて保健科学東日本の衛生環境診断を積極的に活用し、数値として実態を把握することが重要です。