保健科学東日本では主力業務として、医療機関の依頼を受けて各種検査の実施があげられます。幅広い領域にわたって検査を実施するのですが、その中でも中心業務の一つになっているのが一般検査です。一般検査は主に尿の検査になります。尿検査は学校や職場の集団検診で経験のある方も多いでしょう。朝一番に排尿したものを検体としていろいろな検査を実施する内容です。血液検査の場合、注射で採取する必要があり、針を刺すときのチクっとした痛みが苦手という人もいるでしょう。しかしこちらは、ただ尿を出すだけですから痛みを伴わずにできます。子供など注射は嫌がって泣き出す場合もあるかもしれませんが、これならスムーズに検体採取が可能です。
尿に含まれる成分や濃度について、詳細に検査できる尿検査ですが、腎臓や膀胱などの尿路系の検査を行うものというイメージを持つ人もいるかもしれません。しかしこの検査は想像よりも広範囲の体の状態をチェックできるので、大変重宝するのです。膵臓や肝臓で起きている異常についても把握できます。保健科学東日本ではこの一般検査に関する機器も充実させています。検診などで出件数の多い尿定性の自動分析装置は3台装備されています。ですからたくさん依頼が舞い込んでも、速やかに検査結果を通知できるようになっています。このデータについては、保健科学東日本のほうで保存されます。もし複数回検査を受けた患者がいれば、前回値と比較してどのように変化しているかもチェックできます。
保健科学東日本の一般検査は尿以外にも各種検査を実施しています。例えば寄生虫学的検査の受託も行っています。これは文字通り、寄生虫の虫体や卵の有無についてチェックする内容です。関節液の検査では結晶の鑑別を行って、痛風のリスクに関する分析を実施します。偏光顕微鏡を使用することで、どのような状態にあるか、詳細にチェックできるようになっています。
保健科学東日本では人体から採ることができる体液や排泄物であれば、ほとんどのものを検査できるだけの能力があります。このため、上で紹介した主力検査のほかにも各種チェックが可能です。具体的には髄液検査や腹水・胸水検査、精液検査といったところも一般検査に含まれます。もし希望する検査項目があれば、保健科学東日本に問い合わせることで詳細が確認できます。これまでの実績が豊富で、ノウハウもたくさん持っていますから問題解決のための提案をいろいろと提示してくれるはずです。